蔵書数も約1万冊となり、事務所だけでは満杯状態でしたので、2012年1月、
東谷山、旧両親宅を研究所として利用することにいたしました。
正式名称は境界学問(境界領域)研究所ですが、通称は庭田研究所としました。
庭田総合事務所は、一つの資格だけでは解決できない複雑高度な案件を得意としておりますが、『さらに高度』な案件に対応するべく、別途、鹿児島市東谷山に研究所を設けました。
敷地:240坪 研究所:木造平家建35坪。
駐車場も7台分ご用意しています。
複数の専門家で議論・討議・研究できる『場』です。
ただし、あくまで研究機関ですので、お客様をはじめ一般個人のご来所はご遠慮願っております。ご了解ください。
境界学問とは聞きなれない言葉かもしれません。
たとえば、『理系・文系』、『政治・経済』、『天文学・歴史学』、『社会学・政治学』、『産・学』、『理論・実務』、『アート・サイエンス』などの『境界』、『学際』のことです。当然、『業際』も入ります。
現代社会において、科学技術、医療などの分野は言うまでもなく、あらゆる分野が社会の発展とともに細分化され専門性が強くなりました。
専門性が強くなった分、木を見て森を見ずのたとえのとおり、一部分のみを見ていては弊害も起こります。
当事務所代表の庭田は、法的解決を目指す日々の業務の分野でも、そのことを強く感じております。
個人的な事情は省略いたしますが、庭田は大学卒業後の1970年代後半からの研究者です。
その頃は『境界学問』という言葉は知りませんでした。
基本である社会学はもとより、広く社会のシステムを研究するという意味で『システム研究所』と称しておりました。
その後、さらに法人化して『有限会社スターシステム研究所』として10年くらい、本体の株式会社庭田総合事務所と二本立てで活動。その後、本体に吸収しました。
そのしばらく前くらいに、『境界学問』という名前を知りました。
先日もある大学教授に話しましたら、その先生も『境界学問』という名前は初めて知った。参考にしよう、と感謝されました。
今、ネットで検索すると東京大、早稲田大、慶応大、一橋大などが活発に研究しているようです。
興味のある方は検索してみてください。
特に東京大学・生産技術研究所の須田義大教授の論文を読んでいただければ、『境界学問』のこと、さらには境界を超えた研究の必要性がお分かりいただけるものと思います。
当研究所は依頼された案件に対して『ロジックツリー』的思考法をベースとして、『直線的方向性を持つ現実を表すチャート』、さらに独自の『螺旋的なベクトル』も加味して『構造化と非構造化の繰り返し』により複合的にアプローチしております。
また、思考法の最深部にあるのは、串田孫一先生の哲学と丸山健二の文学論・人生論、さらに、ある意味世界的な経営理論・戦略論たる**理論と、某僧侶の**術です。
当事務所グループが扱う業務の例として、二つだけ挙げさせていただきます。
例1.会社・法人のM&A、つまり会社・法人などの売買です。
地元では鹿児島銀行が手掛けておりますが、報酬が高額になることが多いようです。
経営者の中には、一度、相談に行ったけれど、報酬額で折り合わなかったり、銀行が手掛けるボリュームに見合わないと言うことで、断られたと言う方が時々、当事務所に相談に来られます。
当事務所でも精査の結果、受託できない場合も多々ありますが、年に数件は優良な案件に携わらせて頂いております。
具体的には、会社・法人に属する土地や建物、設備、機械器具、各種車両、会社・法人の有する各種の許認可、知的財産、さらには社員という人材の移動までを含めて扱っております。
ここで考えて頂きたいのは、これらが一つの資格だけで対応できるかどうかです。
弁護士であれば可能でしょうか?
いいえ、例えば不動産の部分は宅建士、移転登記は司法書士、契約書作成や許認可の移転、変更、農地の許可申請などは行政書士、土地の測量・分筆は土地家屋調査士、人材の移動は社会保険労務士、税務関係は税理士、不動産の評価の公平性を保つためには不動産鑑定士も必要です。また、争訴性が予見される場合は弁護士も必要です。
例2.複雑な相続です。
例えば遺産分割に伴い、古い建物は解体し、土地の一部を売却して現金化し、残りの不動産と現金・預金を分けたいが、登記簿上の所有者が、100年以上前、明治時代の、土地台帳ができた時のままの所有者の相続案件だったら、どのように解決しますか?
旧民法から新民法までの、多様な相続関係が複雑に絡む案件です。
相続人が100名を超えることもあり、見たこともない相続人も多く、行方不明者や認知症の人も含まれます。
これもまた、一つの資格だけでは対応できない、複合的な難易度の高い案件です。
当事務所にはこのような案件が、県内各地から持ち込まれます。
それは、当事務所が司令塔となり、研究所での研究成果を基に、人間社会という『複雑系』の中で、合成の誤謬を避け、最適解を得るために、各資格者を効果的にコントロールできるからです。
串田先生や丸山健二といえど、私と政治信条まで同一という訳ではありません。
ついでに思うことを書いておきます。
『哲学のノーベル賞』といわれる『バーグルエン哲学・文化賞』を受賞した日本を代表する思想家・哲学者である柄谷行人先生は偉い先生であると尊敬はします。
しかし、私・庭田は境界学問について一介の民間研究者に過ぎませんが、先生の提唱される『交換様式論』における『Aの高次元での回復であるD』は境界学問的に絶対に起こりえないと断言します。
象牙の塔から出て広く人間世界を観察されたら良いのではと僭越ながらご提案申しあげます。
あまりに幼稚、puerileです。
最近、ChatGPTをはじめとする生成AI技術が、無料または定額制で利用可能になりました。この革新的なツールについて、私たちの事務所でも早期から注目し、日々の業務に積極的に取り入れています。
特に、当事務所の担当である庭田智治は、その可能性を初期から探求し、さまざまな生成AIを活用して業務の効率化を図ってきました。
さて、業務内容に関しては、当事務所は創立70周年を迎える再再来年を機に、業務の選択と集中を進め、相続関連業務に特化することを決定しました。一般には個人の相続が思い浮かびますが、近年では法人に関する相続、具体的には企業や病医院の承継、廃止、M&Aといった分野も注目を集めています。
これらの動きは、提案型の案件が増加するという結果を招いています。
特に、M&A案件では、リスク回避のために大量の提案文書の作成が必要とされます。こうした状況で生成AI技術の利用が、原案作成から検討、推敲作業まで、大きな効果を発揮しています。
事務所内で原案を作成した後、AIの支援を受けながら作業時間を大幅に短縮することができています。
ChatGPTを使用していると、約45年前に8ビットパソコンが普及し始めた時代を思い出します。その時代の変革と同様に、現在ではパソコンが業務に不可欠なツールとなり、その使用スキルによって作業の効率が左右されます。同様に、将来的には生成AIも広く普及し、誰もが簡単に使いこなす時代がくるでしょう。
そのためにも、私たちは早くから生成AIに関する徹底的な研究を進めています。
一つの資格、一つの事務所だけでは解決しない、
複雑・高度な案件の解決へ向けた道筋設計をします。
複数の専門家の知識・知恵を統合し、個人・法人の問題を解決する。
仕事やお金だけの一辺倒ではなく、家族や健康までトータルに考える。
特定の業界、団体、個人と結びつかない、独立した受託研究専門の組織です。
1986年11月6日 谷山中央3丁目の庭田総合事務所内に開設
2012年1月28日 東谷山5丁目に分室化
2016年11月 アメリカ大統領選を予測
鹿児島市東谷山五丁目25−19
電話番号 099-267-0770 または 099-267-0011
研究所の庭に小さな森を作りました。 老いては老いを楽しみ、若者の成長に目を細め、良い人生だったと感謝しつつ旅立つ。 こんな人生を送れれば・・・。庭田総合事務所の思いです。 |
手作りで、小さな天文台を作っています。 |
庭田事務所を既にご存知のお客様には、オープンオフィスの導入支援を無償で致します。
オープンオフィスとは、無料のオフィスソフト(ワープロ、計算ソフト等)のことです。
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便利さと裏腹にリスクもあります。
総合的なアドバイスを致します。
当事務所はコンピュータ・ソフト、ハード、ネットワークの全てを
セキュリティのため内製しております。
この経験を生かして貴社のシステムを無料で診断いたします。
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谷山中央三丁目383-8