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Niwata Collection

MIRANDA dx-3

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1975年(昭和50年)発売のミランダdx-3です。
ミランダ・カメラの3種類ある一眼レフボディの中で、一番洗練されたデザインのカメラです。
私の持っているカメラは、多くのdx-3同様
セルフタイマーレバーが折れています。
プラスチックの品質・形状が良くなかったのです。

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シャッターは他社と同じく上部にあります。
特にこのブラックボディは、メカニカルな印象の強い良い
デザインだと思います 。

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軍艦部の配置もあか抜けています。
1000分の1秒まであるシャッターダイヤルは大きくて回しやすいです。
ただ、巻き上げレバーは細くてひ弱な印象です。
事実プラスチック部分が割れやすいのです 。

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レンズはAUTO MIRANDA 50ミリ、F1.8。

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AICとは資本参加したアメリカの会社の略称です。

それまでの野暮ったいデザインから、やっとミランダが新型ボディを出したのがこのdx-3です。
ミランダ・カメラの後期、倒産する前年の製品です。
この後センソレックスの改良型などを出しましたが1976年倒産しました。
数多くのユニークな一眼レフ機を送り出して来たミランダも、電子化と企業淘汰の波には逆らえませんでした。約22年の歴史でした。