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Niwata Collection

RICOH 35L

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これはリコー35Lです。
資料によると、1962年(昭和37年)発売とのことでした。(参考)
見てのとおり四角くガッシリしたカメラです。
また、当時の金属カメラらしくずっしりと重いです。
レンズはS-KOMINAR F2 f=48mmです。

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底から見たところです。右手の下方にフィルム巻き上げレバーがあります。
初代キャノネットはじめ、この頃のカメラには底部にレバーがあるものが多いです。
つまり「流行」だったのですね。
左手下にレバーのあるキャノネットと違って、少し操作性が悪いです。普通に上部に付ければ良いものを、と思います。

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フィルム巻き戻しノブは、通常の位置から反時計回りに少し回すと、
バネの力で一段飛び出してきます。

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さらに引き出せば、フィルムパトローネが取り出せるわけです。
スライド部分と中の小さなコイルバネが見えますか。
このような工作、私は好きです。

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大きなボディ、大きな鏡胴、60年代の雰囲気たっぷりです。

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セレン受光窓右の丸い窓は、距離計窓です。
この角度で見ると、質感が伝わるでしょう。

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真上から見たところです。
まるで、お弁当箱のようなボディです。
シャッター・ボタンは大きめで押しやすいです。

律儀な雰囲気のカメラですから、以前はそのような人が持っていたのでしょう。
中古で買いましたが、今までどれだけの「記念日」を記録してきたのでしょうか。