1966年(昭和41年)発売のコーワSETです。 コルゲンコーワのあのコーワです。 カメラも作っていたのですね。 今も薬のほかに優秀な双眼鏡を作っています。 独特のレンズシャッター式一眼レフなので、レンズ交換はできません。 固定レンズの前にコンバージョンレンズという、別のレンズを取り付けることによって、 広角あるいは望遠にすることができます
これより少し前に発売されベストセラーになった、 ペンタックスSPと良く似ています。 その頃のペンタックス人気はものすごいものでした。 デザイナーが多少は意識したのでしょう。
コーワ50ミリ、F1.8レンズです。
高校3年の時、親友のY君が運動会に持ってきていました。 レンズシャッター式一眼レフなんて、このカメラを見てはじめて知りました。 その時私は、ペンタックスSLでした。 一眼レフカメラは、すべてレンズがはずれるものだと思っていたので、どのようなメカになっているのか借りて触ってみました。 しかし、皆目わかりません。そのうちにうっかり裏蓋を開けてしまいました。 立命館を出て一流銀行国際部に入り、還暦過ぎて今でもニューヨークに居る Y君、高校3年の記念すべき写真をダメにしたのは僕です。 いまさら遅いけれど、ゴメンナサイ。 あれから何十年経った今、メカニズムのすべてを知ることができました。 連動するミラー、シャッター、絞り、その他の機構がとても複雑です。 あの時、分からなかったはずだ・・・。